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TAKESHI

Author:TAKESHI
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2006.12.23 Sat
すべては砂塵の中


この前の火曜日、首都のアスンシオンからバスで北へ約7時間、フィラデルフィアの街に行ってきた。


フィラデルフィアは、メノニータとよばれるメノー教(プロテスタントの一派)を信仰するドイツ系移住民のコロニーだ。そこら一帯はチャコ地方とよばれ、降雨量が極端に少なく乾燥した地域となっている。約2年ぶりに訪れたわけだが、やはり砂塵がすごかった。いつも顔面を吹きつけてくるため、視界がつねに困難だった。


ASCIM(メノニータ・先住民協力機構)という援助組織の本部がそこにある。一夜明けた次の日、そこの事務所を訪れ、理事長の人といろいろと話しをした。実は、ASCIMが全面的に援助協力しているジャルベサンガ村に入ってフィールドワークをしたいと考えている。


しかし、これがなかなか簡単ではない。ツテもコネもなく、今回はJICAという強力なバックグラウンドもないため、すべてがオレの身ひとつにかかっている。交渉力と人間性が試されるときである。自分の意向を伝えたすえ、とりあえずなんとか足がかりはつくることができた。でも、まだまだここからであるし、まだ始まってもいない。


フィラデルフィアに行く前に、協力隊時代にはたらいていたマリスカル市役所(フィラデルフィアよりさらに北の街)の同僚のベルナルドにあった。彼はいまアスンシオンにいる。11月に市長選挙があり、彼も立候補して完敗し、市役所の政党は国民会合党からコロラド党へと変わってしまった。それにともない、これまでの職員はすべて刷新されたという。


ベルナルドは、チャコ地方の先住民のために、10年以上にわたってボランティア精神に基づく援助活動を展開してきた。OPG(西グアラニー先住民族組織)というのを立ち上げ、先住民の組織化と彼らの権利の訴えた。しかし、マリスカル近辺の先住民の大半は、贈賄を常套手段とするコロラド党に票を投じた。「もうチャコには行かない」「先住民はもうだめだ」と彼は云っていた。あきらかに失望の色がうかがえた。


市役所の職員は刷新され、いまマリスカル市はどうなっているだろう。あるいは、どうなってしまっているだろう。フィラデルフィアからバスで約1時間のその街に、オレはその日いかなかった。


チャコ地方は、いつも砂塵の中にある。


オレの研究の見通しもまた、いまだ砂塵につつまれている。


 

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