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2007.07.19 Thu
『6月の敗北の歌を忘れない』


 いまさっき、『6月の勝利の歌を忘れない』(岩井俊二監督)を観た。約4時間ブッつづけ。2002年・日韓ワールドカップの日本代表の裏舞台を綴ったドキュメンタリーで、編集も見事な作品だ。この作品を観るのは今回で3回目だ。


 


トルシエは日本代表にとって、とてもいい監督だったと思う。戦略が明確だし、何よりも勝負に対する闘争心がむき出しだった。トレーニングの時もミーティングの時も、彼はしきりに「コミュニケーションをとれ!」と選手たちに叫び続けていた。それは決して、「仲良くしろ」ということではない。「言いたいことをハッキリと言え」「感情をシッカリと表に出せ」ということだ。トルシエはそれを、当時の日本代表にとっての一番の課題として取り組んでいたし、それは現在の日本代表(あるいは日本人)にとっても恒常的な課題なのではないかと思う。


 


「市川!お前は明日から髪を赤く染めろ!!つねに殺し屋の眼をしろ!!」


 


とくに面白かったのは、第三戦のチュニジア戦が終わった次の日のミーティング。ロシアに初勝利して絶頂期を迎え、つづくチュニジア戦に2-0で勝ったあとだ。トルシエはみんなの前で「小野と中田」を指名してこう云った。「きのうのフリーキックの時2人で何を話していたんだ。何を話していたかなんてどうでもいいけど、なんであんなに長い時間もボールを蹴らずにいたんだ!ゴールから60メートルもあるし、横に市川がフリーでいたぞ!どーぞどーぞ、どーぞどーぞ(典型的な日本人のマネをする)ってやってたのか!?」「でももっと問題なのは、なんでそれを見ていて誰も小野と中田に何も云わない!!小野と中田だから!?『はやく蹴れよ!』って何で云わない!!市川、お前フリーだったのになんで声出して2人に呼びかけない!」「コミュニケーションが全くなってないんだよ!!!」


 


今回(2006年・ドイツワールドカップ)の日本代表の一番の問題は、「コミュニケーション」だったオレは思う。2002年にはトルシエがいた。選手全員に発破をかける存在がいた。しかもそれは、「監督」という絶対的な立場の人だった。ビデオを観ていればよくわかることだが、トレーニング中や休憩中など、選手はところどころでトルシエの文句を(冗談を交えながら)こぼしている。いわばトルシエは、「嫌われ役」だったといっていい。しかし、強くなるためにはそういう存在が絶対に必要なのだ。「そういう存在」というのは、厳密には「嫌われ役」ということではない。「プレーの欠点を正直に告発し、危機感をあおり、チーム全体を積極的に鼓舞する存在」のことだが、それを日本でやると、必然的に「嫌われ役」となってしまうだけだ。


 


ジーコは、監督として最低だった。あれは「監督」じゃない。中田が練習や試合を通じて、ピッチ上で他の選手たちに必死に発破をかけていたが、結局誰もそれに乗ってこなかったのだと思う。他の選手たちが悪くて、中田だけがよかったと云いたいのではない。しかし、「コミュニケーション」は極めて限りなく疎、いや最悪だった。それはまったくもって明らかだし、そんなチームが強くなるわけがない。「コミュニケーション」とはつまり、個と個の「ぶつかりあい」である。トルシエが5年前に日本代表に訴えた課題は、現在もつづいていると思う。


 


2006年(ジーコ監督)の日本代表に何があったのかは知らない。しかし、それをなかったことのように済ますのは絶対によくない。そのための4年間が実にムダなことのように思えてしまうからだ。今回(2006年・ドイツワールドカップ)の日本代表の裏舞台には、前回(2002年・日韓ワールドカップ)のように、日本サッカー協会のビデオカメラはまわっていなかったのだろうか。それとも、ドキュメンタリーとして公開できない理由があるのだろうか。いずれにせよ、ワールドカップの日本代表の裏であったことを、何らかのかたちで「残す」べきだとオレは思う。これからの日本代表のためにも。『6月の敗北の歌を忘れない』は、絶対に必要だ。



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