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TAKESHI

Author:TAKESHI
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2007.03.20 Tue
エル・ドラードへの道-炎天下の前哨戦


イタ・コラはこぢんまりとした漁村だった。午前の9時頃に到着した。着いてまもなく、パラナ河に面した小さなホテルにいった。他の釣り客の姿はまったく見当たらない。ホテルの主人が奥からやってきたので、ドラードを釣りたい旨を話したところ、「・・・ドラード?!・・・難しいよ・・・いまはいないよ」と彼は云った。


 


彼の話によれば、ドラードの釣れる時期は9月から11月にかけてなのだという。毎年その期間になると釣り客が大勢やってきて、ホテルは連日満室なのだそうだ。いまの時期(3月)は水位が上がってしまい、ドラードはエサを食べにこないのだという。


 


しかし、いずれにせよやって来たからには釣るしかない。もちろんドラードをである。それしかオレたちの頭にはなかった。しかし、いまは閑期のためか、ドラードを釣るためのエサがないのだという。他の店もあたってみたがだめだった。明日になれば手に入るという。仕方なく、その日はドラードを断念せざるをえなかった。モーターボートを二隻チャーターし、地元の船頭を一隻ずつつけて、さっそく河へ船出した。


 


高速ボートでホテルから20分ほどの奥地へ行く。空は青くすみわたり、陽射しは刃物のように体に突き刺さり、ボートの看板は火傷しそうなくらいに熱かった。やってきたところの河岸にボートを停留し、さっそくミミズをエサに釣りがはじまった。


 


最初に釣り上げたのはオレだった。開始5分もたたない頃だった。マンディというナマズ系の小さな魚である。つづけて他のみんなや船頭も次々に釣りだした。この魚は、ピクリと竿が沈んだ瞬間に、竿を大きく引き上げなければならない。でないと、すぐに逃げてしまう。竿のわずかな動きに感覚をとぎ澄ましている必要がある。結局、このマンディは、午前の部だけで15匹ほど釣れた。オレは7匹釣った。


 


スナヤマさんはマンディの他にピラニアを1匹釣った。体長40センチくらいのピラニアで、その種としては大きい方に入ると思う。また、オレのボートにいた船頭が、ピラジャグア(グアラニー語で「さかな犬」の意。さしあたり、「河の犬」にあたるか)を釣り上げた。引きはかなり大きかった。ボートの傍まで引き上げて、さいごは網ですくい上げた。体長は1メートルほどあった。ピラニアのような鋭い歯をもっている。いまの時期にピラジャグアを釣るのはかなり難しいという。「運だよ・・・運がよかったから釣れたのさ」と船頭は云っていた。


 


難しいとされる「河の犬」が釣れたのだから、「河の虎」だっていけるのではないか、とオレは船頭に期待をこめて聞いた。「釣れるさ、運がよければね」と船頭は答えた。すべては運次第、天のおもむき次第か・・・でも、可能性はゼロではない。それがわかっただけでも十分である。


 


炎天下の釣りがひと段落した頃、時刻は午後の1時をまわっていた。まっ赤に火傷した身体をもって、もときた航路を引き返す。そのあいだも、刃物のような陽射しが容赦なくオレたちの体を突き刺しつづけていた。ホテルのあるイタ・コラの岸が見えはじめたとき、ホテルの前でひとりの男がゆっくりとおおきく手を振っていた。


 


ボートが岸に付くと、その男がおおきなバケツを持ってボートにやってきた。なんと!・・・ドラードのエサが手に入ったという。バケツの中にはブスという体長20センチほどのウナギがたくさん入っていた。その男が手にすくい上げてオレたちに見せてくれた。これでドラードが釣れる・・・!


 


エル・ドラードへの道に、ひと筋の光りが射してきたのである。



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Comment
いつの間に。。。 Posted by 某国連職員
しばらく見ないうちに何でパラにいるんだ?
しかも遊びまくり!
こっちはまだライオンも見てないのに。
2007.03.23 Fri 22:31 URL [ Edit ]
>某国連職員 Posted by TAKESHI
元気ですか?そうですか、もうアフリカに赴任したんですか。アフリカのどこの国ですか?ライオンか・・・ライオンといえば、ヘミングウェイの『老人と海』を思い出します。さいごに老人が、アフリカの草原のライオンの夢を見るシーン・・・大自然(というコトバ自体チャライかんじがするが・・・)は、われわれに万巻のものを教えてくれますね。なんか、俗世間のみみっちいことなど、どうでもよくなってしまいました。新婚生活はいかがでしょう!?
2007.03.24 Sat 01:08 URL [ Edit ]

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