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2007.03.19 Mon
エル・ドラードへの道-序幕



前日の夜にアスンシオンを出発し、国道1号線を南下して、パラグアイの西南端に近いピラールに着いたのは夜明け前の4時だった。こぢんまりとしたバスターミナルである。バスの窓口はすべて閉まっていた。ピラールに来るのは2度目だった。


 


オレは協力隊員の人たちと共に、第一次ドラード隊を結成した。メンバーは、スナヤマさん(17年度1次隊:小学校教諭)、コゴシさん(18年度1次隊:野菜)、シンヤさん(17年度2次隊:SE)とオレの4人だ。


 


ドラードとは、スペイン語で「黄金」を意味する。そしてその名のとおり、オレたちの求めるドラードは、黄金色に耀く魚である。おもに南米のパラナ河(ブラジル―パラグアイ―アルゼンチンにまたがる)に棲息している。ひと昔前までは数多く獲れたらしいが、最近では乱獲によりめっきり少なくなってしまったという。エサを食いついてからの引きの強さがハンパじゃないらしく、そのことから通称「河の虎」と呼ばれている。古くから現在にいたるまで、ドラードを釣ることが、釣り好きの人にとってのロマンとされる所以がそこにある。


 


オレたちが求めた釣り場は、イタ・コラという町だった。パラグアイのもっとも南に位置し、パラナ河を挟んでアルゼンチンと国境を接している。ということだけは地図で確認できた。小さな漁村であるということも容易に予想できた。だが、情報はそれだけだった。誰もその町を知らなかった。つまり、行きあたりばったりの行程だった。


 


パラグアイのドラードの釣り場としては、アジョーラスという街が昔から有名だった。しかし、ジャスレタダムができて以来、乱獲とあわせてドラードの数は極端に減少し、禁猟区域も増えてしまったという。また、その他にはセリートという街もそこそこ有名だった。両街とも、パラナ河を挟んでアルゼンチンとの国境に面している。


 


しかし、イタ・コラという町を知る人はほとんどいないと思う。地図にかろうじて地名がのっているような、そんな町だからだ。オレたちがあえてその町を選んだのには、とくに理由はない。地図を見ていて、たんなるインスピレーションでその町は決まった。


 


ピラールのバスターミナルで夜明けを待って、そこらにいた人に、「ここからイタ・コラ行きのバスってあるの?何時?」と訊いてみた。すると、あるにはあるがもっとも早いので午前11時発のバスだという。それでは遅すぎる。その日のうちに釣りができなくなってしまう。ということで結局、軽トラのタクシーでイタ・コラに向かうことになった。料金は交渉して150000グアラニー(約3000円)に決まった。ピラールからその町まで約1時間半かかるという。


 


夜が明けてじょじょに活気づいていくピラールの街並みは、トラックの窓から眺めていてとてもすがすがしかった。街路はキレイに整備されていた。しかし、ピラールの街を過ぎてからまもなく、道は一変した。景色は雑然とした草っぱらに変わり、水たまりがたくさんある凹凸の道が前方にいびつなかたちで延びていた。トラックにガタガタ激しく揺さぶられながら、オレたちはただひたすらにその道を前進した。途中で、牛乳のタンクを後ろの荷台に積んだ自転車や、大きな牛の群れとすれ違った。


 


それが、エル・ドラードへの道だった。



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Comment
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俺はその道を毎日チャリで往復しとったんよ。まあ、イスラウンブまでは車で行けば15分くらいだったかな?ピラールはいい街やろ?イタリアンは食べに行ったか?
2007.03.20 Tue 23:11 URL [ Edit ]

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