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TAKESHI

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「 2008年04月 」 の記事一覧
2008.04.21 Mon
¡Ahora o Nunca Paraguay!
5[1]


4月20日(日)、パラグアイ共和国の大統領選挙が行なわれ、日本時間の今朝(4月21日)、パラグアイの新たな大統領が決まった。それとともに、世界最長の政権与党であったコロラド党が瓦解した。同国の歴史が変わる瞬間であった。

コロラド党(赤党)は、独裁時代を含め61年間政権に就いた、世界最長の政権与党であった。その政治は腐敗と汚職にまみれたものであった。彼らは選挙前になると、豊富な資金を使って国民の「票を買う」のが通常であった。特に痛々しいのが、先住民の人たちだ。コロラド党の人たちは、選挙前になると先住民の村に食物や文房具などを持っていき、先住民の人たちに「ばら撒く」。先住民の村に支援を約束し、文字通り先住民の「票を買う」のである。私は2002年12月に同国に赴任してすぐに大統領選挙が始まり、先住民の村で上記の光景を目の当たりにした。コロラド党の人が県知事や市長の座に就くと、職員はすべて刷新される。それまでの資料やデータもすべて廃棄される。しかも、コロラド党の大統領や知事、市長が政権運営に就くやいなや、彼らや職員の人たちはみな一斉に私服を肥やし始めるのだ。パラグアイでは、公務員が税金を横領するのは日常である。そして、先に挙げた先住民への支援などは、大抵の場合実施されない。約束はほとんど守られない。しかし、日本のように衆議院解散などの制度が無いため、どんなに税金を横領しようと、クーデターが起こらない限り彼らが免職されることはない。そうやって5年間(任期5年)、横領と私服肥やしが慣習的かつ司法的に容認されるのである。目を覆いたくなるような事実がもっと沢山あるが、それがパラグアイのの「現実」であった。

きょう大統領選挙に勝ったのは、フェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)氏という中道左派の人物で、元カトリック教会の司教である。数年前、彼が大統領選に立候補することを宣言した時、国民はみな驚いた。私も驚いた。聖職者が自らの職を辞して大統領選に立候補するなど、異例のことだったからである。つまり、元聖職者が政治に参加しなければならないほど、何としてもコロラド党を倒さなければならないほど、同国の政治は末期的であったのである。ルゴ氏は既存の政党によらず、「変革のための愛国同盟」という政党を新たに結成した。そして最終的に、野党連合で勝った。

ルゴ氏の勝因の一つには、コロラド党内の候補者指名争いがある。現副大統領のルイス・カスティグリノーニ氏とニカノル現大統領の腹心であるブランカ・オベラル氏との一騎打ちとなった。不正や不備が見つかり再選挙が行なわれたが、最終的にオベラル氏が勝利した。しかしこの選挙には不透明な点が多く、カスティグリノーニ氏はオベラル氏の勝利を認めず、投票日数日前にも「他の候補者たちは票を盗まれないように気をつけろ」とメディアで訴えていた。

フェルナンド・ルゴ氏(変革のための愛国同盟) 40.82%
ブランカ・オベラル氏(コロラド党)         30.72%
リーノ・オビエド氏(ウナセ)              21.9%

開票率92%の段階での得票率はこんな感じだ。投票前の世論調査ではルゴ氏がオベラル氏を若干リードしていたが、投票日数日前の国民の声としては「一番多く票を集めるのはルゴだが、勝つのはコロラドだろう」という声が圧倒的に多かった。意味不明である。しかし、これがこの国の「現実」であった。つまり、コロラド党が票を操作するだろうと、懸念ではなく、当たり前のこととして予想されていたのである。これが国民の、62年間ものあいだ政権を担当していたコロラド党に対する、率直な意識であった。変化を期待しない、というよりも、期待しても意味がない、という国民が多かったということだ。

また、今回の選挙戦で私が驚いたのは、リーノ・オビエド氏(ウナセ)の大躍進である。オビエド氏は元将軍で、1999年3月のアルガーニャ副大統領暗殺の容疑がかけられ、ブラジルに亡命したのち帰国し、クーデターの容疑で牢屋に入れられていたが、昨年(2007年)自由の身となった。カリスマ性を備えた超右派の人物である。彼も新たな政党「ウナセ」を結成し、選挙に臨んだ。パラグアイ国内には、「オビエディスタ」と呼ばれる彼の根強い支持者たちがいる。その存在を証明する選挙でもあった。

いずれにせよ、コロラドは負けた。
パラグアイの政治は確実に変わるだろう。
しかし、どう変わるのだろうか。
いまのところ、ルゴの手腕に期待するまでだ。

きのう、私の友人たちは地球の裏側で祝杯をあげたに違いない。

(上の写真:ルゴ氏勝利に沸く民衆たち。abc color紙より抜粋)
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2008.04.15 Tue
ヒロジャマとケンジ・フクダ
hiroyama1[1]


いま、『僕たち「海外組」がホンネを話した本』(秋元大輔編集 東邦出版)という本を読んでいる。

面白い。同出版社による前作の『サッカーについて僕たちが本音で語った本』(安藤正純訳 東邦出版)よりも、こっちの方がぜんぜん面白い。

日本ではほとんど注目されることのない「海外組」の選手たちのコトバが紹介されている。20人以上のフットボール選手・コーチが登場する。「無名」の選手が多い。彼らの話がホント面白い。すべての選手・コーチが、日本のフットボール界を外からの視点で客観的に見てコメントしている。興味深い話ばかりだ。

巻頭を飾るのは福田健二選手。城彰ニはイマイチだけど、リトバルスキーと廣山望選手のコトバは、「うんうん」と頷いたり、「へー」っと思ったりと、色々と考えさせられた。

廣山選手って頭がイイんだなーというのが、話の内容や彼の考え方から推察できた。2002年12月に私がパラグアイに初めて赴任した時、ホームステイ先の次男(チキ)は、セロ・ポルテーニョのユニフォームを着た(上の写真もそう)日本人選手の新聞の切り抜きを私に見せてくれた。廣山選手だった。彼はその頃ポルトガルのスーペルリーガに移籍していてパラグアイにはいなかったが、パラグアイのフットボールファン(国民のほぼ全てだ・・・!)のあいだで、廣山選手を知らない奴は私の知る限り一人もいなかった。それとは反対に、武田修宏を知っている奴は一人もいなかった。が、日本では武田の方が有名だ。

すっごい僻地の私の任地でも、廣山選手は有名人だった。「なんでセロは、あの日本人を手放したんだ!」と云ってみんなでビールを平らげながら議論したこともある。「ヒロヤマ」は、スペイン語の発音で「ヒロジャマ」となる。個人技の南米で、目の肥えたフットボール気違いどもが、ヒロジャマはドリブルが凄かったっていうんだから、ホントに凄かったんだろう。クレバーなドリブラーだったんだろう。

パラグアイで、ヒロジャマとケンジ・フクダを知らない人はいないよ。

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