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2008.02.18 Mon
『ミッション』の世界
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ローランド・ジョフィの映画『ミッション』(1986年・イギリス)を観た。
恍惚の映画だ。

はじまりの、イエズス会の宣教師がイグアスの滝のがけっぷちを自力で登っていく光景は、完全なる映像の勝利と云っていい。なにしろ、当時CGなどないのだから。

そして裸の先住民・グアラニー。よくもあんなキャストを集めたなぁと信じられない思いだ。あれは本当に、当時のグアラニー族なのだろうか。

映画を観ていて懐かしかったのは、ストーリー全体を通じて「赤みがかった」光景が展開されているところだ。おそらく意図的に。とくに、レドゥクシオンと呼ばれる先住民教化のための村落でのシーンが印象的だ。ロバート・デ・ニーロの演技もいい。そして音楽は『ニュー・シネマ・パラダイス』などで有名な、エンニオ・モリコーネ。ありえないキャスティングである。

私は、この映画の舞台であるイグアスの滝やパラグアイ南部にあるレドゥクシオン、トリニダー遺跡に何度か行ったことがある。トリニダー遺跡はパラグアイで唯一の世界遺産だ。しかし、毎日ガラガラで、そこにたどり着くのにもいくらか手間がかかる。とてつもなく辺鄙なところにその遺跡は存在しているからだ。

実際に訪れて、まず私の目を引いたのは、その赤と青の「幻想的な」コントラストであった。パラグアイ南部の土地は赤い。燃えるような赤色をしている。その埃がいったんTシャツなどに付くと洗ってもなかなか取れない。とにかく、赤みを帯びた世界がそこにはある。それと透きとおって真っ青な空。

風景全体を包み込むような光・・・。そうした光景をジョフィはあたりまえのように映像に表現している。ありえないことである。と同時に、パラグアイのレドゥクシオン周辺は、1750年代の当時も現在も、それほど変わっていないのではないかとも思った。

優しく赤みがかった桃源郷のようなレドゥクシオン。
観光客がまったくといっていいほど訪れないそこは、いまも1750年代の光景が限りなく手付かずのままに存在する場所である。
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