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2007.03.28 Wed
エル・ドラードへの道-ドラードの夕日

 


その日の午後は3時からスタートした。3人になったので、ボートを1台にした。いつものように河の奥まで行き、エサ(うなぎ)を落とした。あとはただ待つだけである。


 


ところが、1時間以上経っても、ウンともスンともいわない。たまにエサが流木に引っかかったり、ピラニアに喰いちぎられたりするだけである。しかし、ただ待つのみである。それをオレたちは知っていた。もうその頃になると、信じて「待つ」ことに慣れていた。


 


釣れないからといって、別に焦ることも不快になることもなかった。釣れなければそれまでさ。がんばって釣れるような類のものでもない。運を天に任せるしかない類のものである。考えてみると、馬鹿な連中である。傍から見ると「時間の浪費」のようにみえるだろう。でも実際、馬鹿なのだ。男とは、得てして馬鹿なことが好きなのだと思う。


 


日が沈もうとする頃になって、船頭が「帰ろう」と短く云った。オレたちも無言でリールの糸を巻きあげた。やがてボートが走りだした。と、そのときだった・・・!


 


みつけたぞ


何を?


永遠を


それは太陽にとける海だ


 


さっきまで曇っていた空が、いつのまにか地平線の向こうに美しい情景を創りだそうとしていた。やがて2つはとけあった。オレはアルチュール・ランボーの詩を、やさしく胸に刻んだ。すべてが満たされていた。もうそれで十分だった。





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