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TAKESHI

Author:TAKESHI
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「 2006年03月 」 の記事一覧
2006.03.22 Wed
「日本の野球」
「いやー正直云うとね、日本が世界一になるなんてイメージできなかったですよ」

と云ったのは イチローだった


アジアラウンド3回戦 韓国
8回にイ・スンヨプの逆転ホームランで勝ちをのがした

決勝ラウンド1回戦 アメリカ  
イチローの先頭打者ホームラン
同点でむかえた タッチアップをめぐる誤審疑惑
そして サヨナラ負け・・・

決勝ラウンド3回戦 韓国
里崎がヒットを打ち 二塁ランナー岩村が本塁を突くも
韓国の手堅い守備にはばまれた
三塁手今江の落球
9回ウラ 西岡が意地の一発をあびせるも
韓国の投手陣にねじ伏せられ
同じ相手に まさかの2連敗・・・

全戦全勝の最小失点で準決勝進出を決め 歓喜する韓国の選手たち
ピッチャーマウンドには 韓国の国旗が立てられた
その光景を ただ黙ってみつめていた 日本の選手たち
たまらず イチローが叫んだ


試合前日 ディズニーランドに行っていたメキシコ代表
アメリカからあげた まさかの勝利

・・・そして 日本代表に奇跡がおこった

アメリカとの明暗を分けたのは 
わずか0.01ほどの失点率の差だった 


準決勝 韓国
緊迫した投手戦 0-0で試合動かず
レフト多村の スーパーキャッチ
7回 松中 執念の二塁打
ヘッドスライディングして おもわずベースをたたいた
多村の送りバント失敗
肝心の場面で「スモールベースボール」ができなかった

代打福留の2ランホームラン ライトスタンドへぶち込んだ
過去のすべてを払拭するような 完璧なスイング

たたみかけるような 日本の攻撃
毎打席起こる イチローへのすさまじいブーイング
アウェイだった
ピッチャー上原の快投
3者連続奪三振
多村のホームラン
最終回 3者三振にうちとり ほえた大塚
日本の完封
日本が同じ相手に 三度負けることは なかった

決勝 キューバ
一回 デッドボールとファーボールで 着実に点を重ねた
今江のタイムリー
ピッチャー松坂の剛腕
力のキューバに 力で勝負した
ショート川崎のダイビングキャッチ
そして 痛恨のエラー
ピッチャー渡辺の まさかの落球
8回ウラ キューバのホームラン
5点あった得点差は 1点差にまで追い詰められた
9回オモテ 川崎 
ホームで相手キャッチャーの完璧なブロックにあいながらも
絶妙のホームイン 「奇跡の右手」とよばれた
日本のイチローが見せた 意地の追加点
大塚がさいごのバッターを三振に討ち取り
WBCはおわった

その瞬間
「ベースボールの世界で、日本の野球が世界の頂点に立ちました!」
とTVのアナウンサーは叫んだ。


―日本の野球―

WBCが始まる以前 「日本の野球」なんてものは なかった
コトバとしてはあったかもしれないが 
実際には 存在したためしがない

「スモールベースボール」
というコトバがある

日本のベースボールスタイルを示すものとしてメディアにとりあげられ
王監督もそれに便乗して 
日本の野球のことを「スモールベースボール」と称した 

しかし
「スモールベースボール」というスタイルを
はじめに提唱したのは 日本人ではない

昨年のメジャーリーグで優勝したホワイトソックスの監督
オジー・ギーエンだ

「ホームランによる得点に依存せず、バントや盗塁などの小技を活かして最小得点差で勝つベースボール」

日本のベースボールスタイルとして用いられた
「スモールベースボール」は
意外にも アメリカによって提唱されたものだった


しかし WBCの試合が重ねられるにつれて
とくに決勝ラウンドに入った頃から

いつのまにか
王監督の会見から「スモールベースボール」というコトバは消え
かわって「日本の野球」というコトバがよく使われるようになった

イチローも「日本の野球」という発言をしていた


WBCが始まる以前
「世界のベースボール」とは 
まちがいなく「アメリカのベースボール」のことだった

世界各国に広まった「世界のベースボール」は
「アメリカのベースボール」を頂点として
「アメリカのベースボール」の中で存在していた

少なくとも 認識の上では

メジャーリーグで活躍するアメリカの選手は
自らのベースボールスタイルのことを
「アメリカン・ベースボール」なんて呼ばない

メジャーリーグの頂点を決める戦いを
「ワールドシリーズ」(世界一決定戦)と名づけているのをみれば
彼らの認識はあきらかだろう


したがって
日本が自らのベースボールスタイルを称して
「スモールベースボール」としたのも
実は「アメリカのベースボール」の借りものであったにすぎないし
その中で位置づけられていたにすぎない


しかし WBCを戦って
「世界のベースボール」=「アメリカのベースボール」
ではないことがあきらかとなった

そこにこそ 今回のWBCの一番の意義がある


日本の野球は
世界のベースボールと戦うことによって
名実ともに「日本の野球」となった

「日本の野球」が生まれた  と云ってもいい


―そんな「日本の野球」が 
     いま 自分の目の前で
         世界の頂点に立とうとしている―


もう  「スモールベースボール」なんて云わせない


ジャパニーズ・ベースボールだ


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