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2006.09.11 Mon
「落ちこぼれ」日記
いよいよ授業がはじまった。
一コマ4時間!というわけのわからないカリキュラム。 毎回、課題図書がわんさか出される(一回の授業に2冊くらいは読まないといけない)。とうぜん、寝るひまがない。ので、半ば放心状態で授業に臨む。
文献を読んでいかないと授業の内容はチンプンカンプン。文献を読んでいっても授業の内容はチンプンカンプン。
大学院の授業はディスカッションが中心。みんなうるさいくらいに堂々とよく発言する。しゃべるのが早すぎてついていけない。ときどきみんなで一斉に笑うときがあるのだけれど、オレにはなにが面白いのかまったくわからず、むなしさと焦燥感におそわれる。
ここの大学は留学生が多い。(とくにアメリカ合衆国からの)
授業のラスト一時間は、わけのわからない「じゅもん」の聞き疲れでゲンナリ。そして、授業の終了とともに「劣等感」をおぼえながらキャンパスをあとにする。
ここでは、自己主張を強すぎるほどにハッキリしないとやっていけない。それがコミュニケーションの基本となる。わからなければ、「わからない」といわねばならない。「自分の意見」をもたないもの(発言をしないもの)は、「そこにいないもの」とみなされる。
ここにいると、自分の「しょぼさ」や「無力さ」をいやというほどに痛感させられる。「失望」や「むなしさ」におそわれるのは毎晩だ。ここではつねに「自分」という存在が根底から問われている。
そしてそれこそが、日本にいるときにオレが求めていたもののすべてだった。
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87年前の「日本人」≫
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一年前の苦労を思い出します。 その苦労は一年間ずっと続いたけどね。
ちなみに、課題リーディング完璧にやってる人間なんて存在しません。ポイントは、abstractをしっかり読んで内容を推測する。結論をしっかり読んで確認する。筆者の主張を拾い読みする。 そのうちペーパーの締め切りに追われてリーディングどころではなくなります。 クラスでの発言については、何を言うのか事前に準備しておかないと途中でネイティブに口を挟めるものではありません。一番最初に口を開けば、とりあえず的を外れた発言は避けられますな。 あと、授業中発言できなくても、教授を訪ねていって話をするのは大歓迎されるし、救われる。
とはいっても、僕がこうできていたわけではありません。こうできてればよかったなと思うだけ。 とにかくあがくしかない。 あと、言わずもがなだが、休みの日はしっかり遊べ! どうせ眠る時間ないんだから、平日でも遊べ! 卒業して3ヶ月もすれば、勉強したことはほぼ忘れるが、遊んだことは忘れんけんね。
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